経営理念
彩りの技術を通じて高品質な製品を創り出し、社会をより豊かにする
世の中はありとあらゆるものに色があり、それぞれの色には意味があります。どれをとってもその色でなければならないこだわりを持っています。
細部にまでこだわった当社の色彩に関する技術により、高品質な製品を世に送り出し、社業の発展を通じて彩り豊かな社会の実現に貢献します。
全従業員の心物両面での幸福を追求する
全従業員は仕事に情熱をもって取り組み、良い製品を市場に提供し続けていくことで社会に認めてもらい、必要とされ、仕事に対してやりがい、生きがいを持ち、心の面での幸福を追求します。それと同時に適正な利潤をいただき、物的な面での幸福を追求します。
人生の限りある時間を仕事の為に費やすからには、その仕事が人の為になり、世の中で評価され、自分でも納得いくものとすべきと考えます。
次の世代から見ても、この会社で働きたいと思われるような、魅力的な会社になることを目指す
正織興業の従業員は熱意と力を合わせ、努力する事を楽しみ、生き生きと働くことで、社会の進歩・発展に貢献します。またそれを実践することでお客様、従業員、地域・社会からより信頼される企業となり、自ら誇りを持てる企業を目指します。
将来、自分の子供たちのような未来を担う若者に正織興業で働いて欲しいと心から願って頂けるような会社作りを目指していきます。
社長挨拶
当社は1880年(明治13年)に倉敷市で織物製造業からスタートした140年近い歴史ある会社です。長い歴史の中で、現在では岡山工場で染色加工事業を中心にワーキングユニフォーム生地・人工皮革、カラーデニム生地の染色整理加工を中心に手掛けております。
「染色」といっても単純に「色の無いものに色をつける」というものではなく、染色前までの長い前処理工程、染色後の長い後加工工程の中での作り込み・検査を経て、ようやく製品として世に送り出されます。長い工程の1つ1つに当社技術者・スタッフは魂を込めた仕事を施しております。
国内で培ってきた加工技術力や生産管理力により「品質の安定性」や「色の再現性」、「安全性の保証」といった当社最大の強みをより活かすため、経営理念にある「彩りの技術を通じて高品質な製品を創り出し社会をより豊かにする」を全従業員で共有し、更なる生産効率の追求にも取り組んでおります。
国内の厳しい品質基準、日本人ならではの繊細な色差を見る目がある限り、私たちは全力を挙げてお客様のご期待にお応えし続けて行き、「最も厚い信頼が寄せられる国内染色加工メーカー」を目指します。
また、地域社会に貢献するため、社業を発展させ将来を担う若者たちから「岡山で働くなら正織興業で」と心から思って頂ける会社作りを目指して行きます。
今後も多様化する社会のニーズに的確に応え続けることに総力を挙げて挑戦し、Japan Qualityを岡山の地で発展させて参ります。
企業概要
社 名 | 正織興業株式会社 |
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創 業 | 1880年(明治13年)5月1日 |
代表者 | 取締役社長 姫井明 取締役専務 姫井聡男 |
本社所在地 | 〒710-1101 岡山県倉敷市茶屋町234[地図] TEL. 086-428-1211 FAX. 086-428-8114 |
岡山工場 | 〒700-0804 岡山県岡山市北区中井町2丁目8-7[地図] TEL. 086-224-3281 FAX. 086-233-0869 |
資本金 | 9,800万円 |
事業内容 | 染色、晒、各種整理加工 |
主要取引先 | 日清紡テキスタイル㈱、㈱クラレ、クラレトレーディング㈱、 伊藤忠商事㈱、カイハラ産業㈱、ユニチカトレーディング㈱、 ㈱カイタックトレーディング、旭化成商事㈱、帝国繊維㈱、 東レインターナショナル㈱ |
取引銀行 | 中国銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、商工中金、 日本政策金融公庫 |
沿 革
1880年(明治13年) | 創立(正織社と称し織物製造を始める) |
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1893年(明治26年) | 正織合資会社と改称 |
1908年(明治41年) | 組織を株式会社に変更し正織株式会社と改称 |
1925年(大正14年) | 茶屋町紡績株式会社を合併し、綿糸紡績を兼営 |
1942年(昭和17年) | 岡山県織物染色協同組合の晒染工場を買収し紡績、織布、染色の一貫体制が整う。 豊浜織物株式会社と合併し正織興業株式会社と改称 |
1973年(昭和48年) | 岡山工場新事務所及び自動倉庫完成 |
1984年(昭和59年) | 岡山工場コンピューターカラーマッチング導入 |
1985年(昭和60年) | 岡山工場広巾加工機械設備導入 |
1991年(平成3年) | 岡山工場自家発電装置設置 |
1996年(平成8年) | 岡山工場捺染機、及びヒートセッター増設 |
1997年(平成9年) | 岡山工場連続糊抜機、及び漂白機新設 |
1998年(平成10年) | 岡山工場連続シルケット機導入 |
2002年(平成14年) | 岡山工場スチーマー顕色機導入 |
2003年(平成15年) | ISO9001:2000認証取得 |
2004年(平成16年) | 岡山工場乾燥機(樹脂加工機)更新 |
2006年(平成18年) | 岡山工場液流染色機増設 |
2007年(平成19年) | 岡山工場起毛機、液流染色機、捺染機増設 |
2010年(平成22年) | ISO9001:2008移行 |
2011年(平成23年) | 岡山工場液流染色機増設 |
2012年(平成24年) | 連続染色機更新 起毛機更新 |
2013年(平成25年) | 連続糊抜機・精練機更新 |
2016年(平成28年) | サンフォライズ更新 貫流ボイラー3トン×2基導入 乾燥機(樹脂加工機)更新 液流染色機更新 |
昭和18年には高松宮妃殿下の御来臨を賜り、同25年には昭和天皇当社御臨幸の栄に浴しております。
昭和25年、昭和天皇が香川県巡行幸をなされ、当社の豊浜工場を御視察されました。
そのおりにお座りになった、一脚の椅子。
修繕を重ねながら、できるかぎり当時のままに、今も本社の一室に大切に保存されています。